Kyoto Shimbun Topics 1996.12.13

ユリカモメ3838羽確認 西賀茂橋から水鶏橋まで
京の市民団体が飛来調査



川面を見つめ一羽一羽数えるユリカモメ
保護基金のメンバー(鴨川・北大路橋上流)
 鴨川周辺の環境保護に取り組む京都の市民団体「ユリカモメ保護基金」のメンバーらがこのほど、鴨川のユリカモメの飛来数調査を行い、平年並みの約3,800羽を確認した。

 同基金は、京都市北区の北大路商店街振興組合の有志が、地元の鴨川流域の自然を守ろうと1993年に発足させた。メンバー15人が野鳥観察やユリカモメの餌(え)づけなどをしている。鴨川のユリカモメは年々減っているともいわれ、今回、専門家を交えて飛来数を調べることにした。

 調査には、同基金と野鳥保護団体の計20人が参加。北は鴨川・西賀茂橋から南は水鶏(くいな)橋までの延べ21キロを2キロずつ分担し、群れの数や飛び去る方向を一羽一羽記録した。その結果、3,838羽が確認されたという。

 調査に参加した須川恒・龍谷大学講師(鳥類生態学)は「だいたい平年並みの数。今のところ心配する必要はなさそう」と話し、メンバーらもひと安心。川村周仁・同基金事務局代表は「飛来数の継続調査をしている団体はほかになく、鴨川のユリカモメの生態を知る上で貴重な資料になる。今後も定期的に調査したい」と話している。


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