Kyoto Shimbun Topics 1996.12.17

身近な音で"イメージ・ゲーム" 「紹介本」を出版
東山の環境音楽家・長谷川さん 立体作品や音楽で表現


「身近な音から環境問題に関心を」を話す
長谷川さん
 自然や街角の音をキーワードに、さまざまにイメージをふくらませて楽しむゲームを紹介した本「イヤーゲーム・心の耳を育てる」を、京都市東山区の環境音楽家の長谷川有機子さん(46)がこのほど、自費出版した。親子で遊びながら、音を通して身近な環境について考える37種類のゲームが記載されている。

 長谷川さんは6年前から、環境問題への関心を呼びかける「TOMORROWコンサート」などを企画。環境問題について視覚的なアプローチが多い中で、身近な音による環境教育を実践している。

 「イヤーゲーム」は、幼児から大人まで楽しめる内容に工夫されている。「メモリーサウンドゲーム」は、家族旅行などで訪れた浜辺の波の音など、思い出に残る音をまず、模様や文字で表現。そのイメージを布、フェルト、毛糸などを使って立体作品に仕上げる。この作品を「思い出の箱」に収め、いつ取り出してもその当時の情景が思い起こせるようにする。

 また「森の生き物になろう」というゲームでは、小鳥のさえずり、昆虫がたてる物音などのイメージを楽器で表現して、それらを重ねて演奏することで一つの音楽を作る。この過程で、自然の営みに関心を持つことの大切さを学ぶ。

 長谷川さんは「ゲームを通じて、普段、聞き流している音に耳を傾け、音から環境について考えてほしい」と話している。

 「イヤーゲーム」はA5判、146ページ。1,700円。問い合わせは長谷川さん 電話075(541)1425へ。   


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