Kyoto Shimbun Topics 1996.12.17

100年ぶりにリニューアル 東海道線河瀬駅
4月着工へ概要決まる



約100年ぶりに改築されるJR河瀬駅の完成予想図
 滋賀県彦根市はこのほど、JR東海道線河瀬駅(同市南川瀬町)の約100年ぶりの駅舎改築と周辺整備の計画概要を発表した。JR西日本との協議が長引いたため、着工は当初予定から1年近く遅れ、来年4月となった。

 同駅は、明治29年(1896)の開業時に建てられた。駅周辺への企業の進出や昨年4月の県立大の開学などで利用者が年々増加し、現在は1日平均約6,700人。駅舎の老朽化も進み、92年に彦根市、犬上郡3町と企業、地元住民らで「河瀬駅改築整備促進期成同盟会」を結成。その後、同市とJR西日本は駅舎改築のための協議を進めてきた。

 計画では、広さ約300平方メートルの駅舎を軌道の橋上に設け、駅の東西を自由に行き来できる自由通路(長さ44メートル、幅6メートル)をつくるほか、東西の駅前にバス停や駐輪場を備えた計約4,800平方メートルの広場を整備。

 また、駅舎と自由通路には、高齢者や体の不自由な人のためにエレベーター4基、エスカレーター2基を設ける。エレベーターの設置は、県内では南草津駅に次いで2番目。外壁は茶色のタイル張りで、設計デザインは「人にやさしい駅」をイメージしている。

 来年2月に仮駅舎の建設を始め、4月に本格的に着工する。総工費は約11億9千万円。市の事業である自由通路と駅前広場の整備費を除く駅舎改築費約5億6千万円のうち、JR西日本が約7千万円、市が約3億9千万円、同期成同盟会からの寄付金が約1億円。  


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