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京都府綴喜郡宇治田原町の農家でいま、古老柿(ころがき)作りがたけなわ。同町独特の乾燥用の丸太作りの棚「柿屋」に、皮をむいた柿がずらりと並べられ、木枯らしの吹く冬景色の山里に、鮮やかなコントラストを見せている。 同町の古老柿は茶生産に次ぐ特産品。渋柿の「鶴の子」を干し柿にする。例年約40トンを生産しており、年始の祝儀用や自然食品として人気がある。 同町立川の農業下岡久五郎さん(55)の田んぼでは、長さ21メートル、奥行き2.8メートルの棚が、5段重ねで建てられている。ワラ葺(ぶ)きの屋根まで含めると高さは10メートルに達する。 近年は町内での柿の生産量が減り、奈良県から“輸入”して生産量を維持している。今年はカメムシ被害や受粉時の雨の影響などで平年より少ないが、凶作だった昨年よりは1―2割多くなりそうという。下岡さんは「昨年は個人取引分だけだったが、今年は京都市内の市場にも出荷できそう」と話している。出荷は年末いっぱい続く。 |