Kyoto Shimbun Topics 1996.12.24

日本電池 長寿命の蓄電池開発
光通信用 従来の4倍以上



従来の4倍以上の長寿命化を実現した
日本電池の光通信用シール鉛蓄電池
 日本電池(本社・京都市)は、光通信端末の非常用電源として従来の4倍以上の長寿命化を実現した新型シール鉛蓄電池を開発し、このほど販売を始めた。マルチメディア時代に対応した光通信網のインフラ整備が急速に進む中、同分野でのシェア獲得を目指す。

 光通信ファイバーは、大量の通信能力を持つ半面、配線点で光信号を電話、パソコンなど情報端末向けの電気信号に変換する必要がある。停電時も変換器をバックアップする非常用電源が欠かせないが、配線点が膨大な数にのぼるため、長期間交換が不要な蓄電池が求められていた。

 新開発のシール鉛蓄電池は、長期間の充放電による極板の腐食が性能低下の原因となるため、耐食性に優れた新合金を採用。基板設計の改良や電解液の濃度を下げるなどして、従来3年だった寿命を13年へと飛躍的に伸ばし、大幅な小型化も実現した。

 光通信関連市場は、インターネットやCATVをはじめとする通信需要の拡大とともに一層の成長が期待されており、同社は今回、電気容量ごとに4種類の鉛蓄電池を製品化した。初年度は計5万個の販売を見込む。


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