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京都府田辺町の市制移行に伴い小字(こあざ)名が消えることになった同町大字田辺小字田辺の住民たちがこのほど、同町の久村哲町長に「田辺の地名発祥の地。いつまでも残る記念碑を建立してほしい」との要望書を提出した。 同町の小字田辺(19世帯、77人)は町の中心部で、町役場や消防本部、保健センターなどがある。来年4月の市制移行に伴い、全市で「大字」「小字」を削除するなど住所表示が変更されるが、この地区の場合、新表示では「京田辺市田辺田辺」と、田辺の3重連になるため、小字の田辺を省略することになった。 田辺町史などによると、現在の小字田辺に、室町時代の土豪「田辺氏」が居城を築いたことから、地名の田辺が生まれたと言われている。このため、小字田辺の住民の間に、町名発祥の地としての記念碑を残したいとの機運が高まり、町に建立を要望することにした。町役場を訪れた安岡正夫区長らは「田辺元町や田辺本町にしたら、との案もあったが最終的に小字を省略することにした」と、寂しそう。「田辺の名を後世に残していく郷土愛のよりどころとなるものを、市制移行の記念に作っていただけたら」と話していた。 |