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関西文化学術研究都市のエイ・ティ・アール通信システム研究所(京都府相楽郡精華町)は、コンピューターグラフィックス(CG)映像の物体を、小型液晶モニターで見ながら、重さなども感じるバーチャルリアリティー(VR)装置を開発。日商エレクトロニクス(本社・東京都中央区)が商品化し、このほど販売を始めた。 装置は、物体の重さを提示できるロボットアームの先端に、CG映像を映すモニターが取り付けられている。画面を見て、移動させたい物体をボタンで選んだ後、モニター自体を上下左右に動かすと、対象物体が持ち上がったり、回転したりする仕組み。操作と同時に、ロボットアームによって最大1キログラムの力が手に伝わり「仮想の物体を実際に目の前でつかんでいるような臨場感が得られる」という。また、物体同士の衝撃や摩擦の感触も表現される。 従来のVRシステムと比べ、この装置は重量感や接触感などの手ごたえの表現力に優れ、操作上のわずらわしさも少ない。高精度操作を伴う3次元CAD(コンピューター設計)の入力により適している、という。同研究所は「医師の研修やアミューズメント分野など、幅広い分野で活用できる」と期待している。価格は、本体とソフト合わせ610万円。 |