Kyoto Shimbun Topics 1996.12.27

映像文化の施設 JR二条駅周辺に
2000年春オープン



JR二条駅南西側に整備される
「京都二条文化施設」の完成予想図
 京都市と第3セクター会社「京都二条開発」は26日、地下鉄東西線の関連事業であるJR二条駅周辺整備のメーン施設で、新時代の映像情報文化のメッカを目指す「京都二条文化施設」(仮称)の概要を発表した。「映画の都・京都」にちなみ、大小の映画館からなる複合型映画館や、バーチャルリアリティ(仮想現実感)が体験できる娯楽施設などを設けるほか、景観とまちづくりをテーマにした情報センターも開設し、2000年春にオープンする。

 市では、JR二条駅の高架化と地下鉄東西線建設を踏まえ、周辺の大規模な再開発を行っており、同施設はその拠点となる。

 敷地は二条駅南西側の約7,200平方メートル。施設規模は地上7階・地下2階(延べ面積約3万9千平方メートル)で、総事業費は約105億円を見込んでいる。来秋に着工し、完成後は市と映画会社「松竹」などでつくる京都二条開発が運営にあたる。

 日本での映画100年(95年)も記念して設ける複合型映画館は、米国で映画産業を斜陽から救ったとされる「マルチプレックスシアター」方式。6・7階に入る大小12の映画館が、それぞれ異なる時間帯で上映するため、観客は多彩な映画を選び楽しむことができる。

 マルチメディア技術を生かした娯楽施設は2―4階で、コンピューター・グラフィックスと音声を交えて平安時代などの異次元空間を体験できる。

 また、「デジタル・スクール」を開設し、マルチメディア時代における映像、音声、文字などを駆使するソフト制作の人材育成を目指す。

 「市景観・まちづくりセンター」(仮称)は5階に入居する。94年の平安建都1200年を記念し、市が制作した平安京の大型模型(1000分の1)にモニター画面をセットし、現在のまちの様子と比較できるようにしたり、市民のまちづくり活動や市の景観施策の資料が検索できる情報システムを備え、まちづくり情報の拠点としてゆく。  


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