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平安神宮の池(京都市左京区) |
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京都市左京区岡崎の平安神宮の池で、京都市の指定天然記念物のミナミイシガメが生息していることがこのほど分かった。本来、亜熱帯から熱帯にかけて分布するカメで、国内では沖縄周辺のほかには京都周辺でしか確認されていないが、開発の影響で近年、減少が目立つという。同神宮は子ガメ4匹を保護し、野鳥などに襲われないように飼育している。 ミナミイシガメは、背の甲らが平らな卵形で、腹側に黒のはん紋があるのが特徴。夜行性で、水田などに生息している。 京都では1934年に、本州で初めて生息が確認された。その後見つかった滋賀県大津市と並んで北限の分布地に当たり「特異な分布を示す動物」として、83年に京都市が指定天然記念物に決めた。 ミナミイシガメについて調査している京都大大学院生、安川雄一郎さん(29)によると、ミナミイシガメは今世紀初め、台湾などから持ち込まれたと見られている。国内では沖縄周辺のほか、京都、大阪、滋賀で確認されている。京都では京都市内の数カ所と長岡京市や亀岡市で見つかっているが、水田の宅地化などに伴って減少が目立つという。 安川さんは「環境が悪化すると、すぐ繁殖しなくなり、気づいた時にはいなくなっている恐れもある。京都は本州で最初に発見された場所でもあり、平安神宮で順調に繁殖してほしい」と期待している。 |