同神社の祭神は、6世紀ごろ周辺に勢力を誇っていたという中臣氏の首長で、創建も8世紀初めと伝えられている。 黒焼生姜湯は、江戸時代末に孝明天皇が即位した際、仕えていた人々が次々と病気になったことから、天皇が同神社に献上を命じたという。神社では以後毎年、献上していたが、次の明治天皇の代に都が東京に移ってからは、その風習もなくなったとされる。 祢宜の稲川昌実さん(34)は神社に伝わる古文書を参考に、3年前からしょうが、片栗粉、小豆などを調合して、味見をしながら研究を重ねた。出来上がった粉末は、湯に溶かすと、しょうがの香りがただよい、味は甘く、舌触りがとろっとしている。 神社では「生姜湯が縁になって、もっと神社に親しんでもらえたら」と期待している。 |