Kyoto Shimbun Topics 1996.12.6

作った 凝った 八管巡視船の模型
舞鶴の海見さん アンテナ1本まで再現



100分の1サイズで精巧に作られた巡視船の模型
 京都府舞鶴市内の男性が、海上保安庁の巡視船を100分の1サイズの模型を製作した。既製部品は使わず、手すりや電線、スクリューなど細かい部分まですべて手作りした。巡視船に乗り込む第八管区海上同保安本部の職員も感嘆する精巧さで、話題となっている。

海見勝治さん
 この人は日本板硝子舞鶴工場勤務、海見勝治さん(54)=舞鶴市溝尻=。海見さんは子供の時から工作が得意で、20歳ごろから護衛艦を中心に船の模型作りを始めた。

 そのころはスケールもまちまちで大ざっぱな作りだったというが、10年ほど前の同文化祭で、同保安本部の工作長の手になる精巧な巡視船模型を見て感激。以来、巡視船の美しさにとりつかれ、これまでにおよそ20隻の巡視船模型を制作した。

 船体はホウの木、ブリッジはプラスチック板、手すりは0.3ミリの針金などを使っているが、すべて100分の1サイズに統一。アンテナの1本まで再現する凝りようで、1隻につき20枚以上の写真と海上保安庁発行の資料を参考にした。

 巡視船「わかさ」などの1メートル級の模型になると約1年がかり。30センチほどの巡視艇模型でも完成までに1カ月はかかるという。

 海見さんは「白地に青、赤など、巡視船はカラフルな色彩が魅力。完成した時の満足感がたまらない」と話し、同保安本部の工藤栄介本部長は「見ていてあきない。プロが見ても感嘆する出来栄え」と絶賛している。


前 TOP 目次 次