現場は向日市鶏冠井町北井戸の公園建設予定地。長岡京でいうと宮域の東端を通る「東一坊大路」の側溝跡で、天皇の住居である「内裏」から東北東に約250メートル離れている。 「春宮坊」木簡は長さ5.6センチ、幅1.5センチ、厚さ0.4センチ。完形品ではないが、表に「春宮坊」の墨書が読み取れ、裏には加工肉を表す「古宍(ふるじし)」の文字が書かれていた。形などから宮内へ贈られた物品の分類用に使った「付札」と見られている。 調査ではこのほか木簡類約400点がかたまって出土。多くが天皇家や春宮坊に関係しており、春宮坊に付随する役所名が記された墨書土器片なども見つかった。 | |||