The Kyoto Shimbun News



03月23日(日)

桃色ゲリラ

 大胆なセクシー衣装に身を包み、イラク攻撃中止を訴える女性アーティスト集団「桃色ゲリラ」。拡声器やシュプレヒコールとは無縁のスタイルが、デモや集会で市民の視線を集めている。
 「せんそー、はんたーい」。少し間延びした黄色い声に、ピンク色のへそ出しルック。東京・赤坂の米国大使館正門前。機動隊員が少し困った様子で仲間にささやいた。「あれは何だ」
 代表の増山麗奈さん(26)の本業は画家。米国の強引な決定に「この戦争がまかり通ると、表現者としての自由がなくなっちゃう気がする。いま何も言わなきゃ、きっと後悔する」と思い立った。
 歌手や舞踏家、役者など、表現活動に携わる友人が3月上旬に結集、自分たちの色を決めた。
 「赤はどこかの政党になっちゃうし、ふわふわしたピンクがいいって」。グループ名もなくピンクの衣装で行進している時、19歳の仲間が言った。「わたしたちって桃色ゲリラって感じー」。みんなの意見が一致した。
 セクシー衣装にも理由がある。「大声で叫ぶ人を見ると『自分とは違う』と思う人が多いだろうけど、若い女の子があんな格好でいたらみんなが見る。『寒いでしょう』と言って一緒に歩いてくれたおばさんもいた」
 仲間とデモ行進した長い1日の終わり。
 「あんな格好して、ばかっぽく見えるでしょ。そんなわたしでも、『思ったことを言っていい』と思うんです」

写真=東京・赤坂の米大使館前で戦争反対を訴える女性アーティスト集団「桃色ゲリラ」代表の増山麗奈さん(中央)ら=19日

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