The Kyoto Shimbun News


03月31日(月)

破片から「名画」

 重厚な額縁の中に、ゴッホの「ひまわり」、ピカソの「夢」、はんなりと歩く舞妓さんの後ろ姿が描かれている。近づいて表面をよく観察すると、どの作品も、1ミリ四方の細かな破片を張り合わせてできている。
 破片の正体はジュースやビールのアルミ缶だ。京都市伏見区深草の長澤吉和さん(71)が、空き缶のリサイクルになればと仕上げた。オレンジや黄などの暖色が鮮やかな「ひまわり」は、約300本の空き缶を使い、制作に1年半を費やしたという。
 「同じ色をそろえるのが1番大変」と長澤さん。「街を歩いても『あの色は使えるぞ』と自動販売機を眺めるのが癖になった」と苦笑いする。

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