The Kyoto Shimbun News



10月17日(金)

古代のカエル

 膨れ上がった黒紫色の体、スッポンのように突き出た鼻−。インド南部に生息するカエルが古代のままの姿を保った新種であることを、同国とベルギーの研究チームが突き止め、16日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 恐竜が栄えていた中生代(2億5000万−6500万年前)に生息していたカエルの特徴を持つ「生きた化石」といえるという。鼻を意味するサンスクリット語にちなみ「ナジカバトラクス」と名付けられ、両生類の独立した科に分類された。
 インド南部の西ガーツ山脈に生息し、体長は約7センチ。丸々と膨れた体から三角形の顔が突き出しているのが特徴で、目は小さく、手足は短い。指の間のみずかきは未発達で、指先に吸盤はない。
 スパイス畑近くの森に生息。普段は1メートルよりも深い地下で暮らし、雨季にだけ繁殖のため地上に出てくる。えさなど詳しい生態は不明という。(共同通信)

写真=インド南部で見つかった「生きた化石」の新種カエル(英科学誌ネイチャー提供)

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