The Kyoto Shimbun News



10月26日(水)

落書き?

カラースプレーで壁などに描かれた「グラフィティ」と呼ばれる絵や、ヒップホップ文化を紹介する展覧会「X−COLOR/グラフィティinJapan」が水戸市の水戸芸術館で開かれている。
「グラフィティ」とは「落書き」を意味する言葉。1960年代後半のニューヨークで若者が自分のニックネームを壁に書きだしたのが始まりとされ、その後、文字の形など独自性を競うようになり、アートにまで発展した。
大規模なグラフィティの展覧会としては国内初といい、国内を代表するアーティスト約40人が参加。芸術館の館内のほか、所有者の許可を得た周辺十数カ所に作品が描かれ、街行く人が自由に見ることができる。
カラースプレーで描かれた作品はいずれもカラフルで創造性豊か。ビルの壁やシャッター、廃車など描かれる場所もさまざまなら、文字や矢印、千手観音と、モチーフもさまざまだ。
日本には90年代前半に流入したグラフィティだが、大都市での落書きなど社会問題とされることも多く、芸術的評価も賛否両論。同芸術館学芸員の窪田研二さんは「これまでの『グラフィティ観』を変えたいというのも今回の目的の一つ」と意気込みを見せている。
展覧会は2005年12月4日まで。期間中は実際にスプレーを使って体験できるイベントもある。

写真=JR水戸駅南口の工事現場の囲いには参加アーティスト全員が作品を描いた=水戸市

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