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| 13日朝、ブルドーザーが砂浜を掘り返した。浜辺の表面 の重油の塊は除去できても、砂の中には茶色の油塊がひ そんでいる(久美浜町の箱石海岸) |
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沈没したロシア船から流出した重油の漂着が続く京都府の丹後半島で13日も「豊饒(ほうじょう)の海」再生をかけた試みが続いている。この日朝も定置網に油が付いているのが見つかるなど、今後も被害が広がることが心配されるが、漁民や住民たちは岩ノリ漁場の清掃や油で汚れた砂浜の掘り返しに立ち上がった。 竹野郡丹後町の袖志海岸では、朝から岩ノリが繁殖しやすいようにコンクリートを使った床(とこ)張りの清掃が始まった。床張りは岩ノリが育ちやすくするよう岩礁に薄くコンクリートを塗る人工岩礁で、丹後各地で試みられている。 今回の重油流出では、熊野郡久美浜町から網野、丹後町にかけての岩場に油の塊が漂着し、収穫期の岩ノリに大打撃を与えた。波を避けながらの岩ノリ摘みは危険を伴うが、冬場の主婦やお年寄りの仕事となっており、「みんな漁を楽しみにしていた。収穫できないとなれば、冬のお年寄りの仕事がないということになる」と網野町の主婦(54)は語る。 袖志海岸では、近隣地区の応援も加え、住民約300人が清掃に加わった。磯場に点在する床張りにこびり付いたドロドロの重油をスコップや手で取り除いた。集まった油は土のう袋に詰めて、府警機動隊員が急な岩場を運び上げている。 一方、久美浜町で重油漂着が最もひどかった箱石海岸では、町がブルトーザーを使って、浜辺の掘り返しを始めた。砂浜の表面の清掃は一段落したため、重油が砂の中まで入り込んでいないかの確認も兼ねて行った。 波打ち際を40―50センチの深さで掘り返すと、茶色の重油の塊が何個も見つかった。大きいもので塊は30センチあり、砂を海に戻すと1、2センチの油塊が次々と海に浮かび、油汚染の深刻さを裏付けた。 浜は夏場は海水浴場となるため、町は試掘の結果を分析、油の完全除去の方法を探ることにしている。 |