Kyoto Shimbun 1997.1.16

 油回収機を試運転 宮津、舞鶴

試運転をする海上浮遊式の油回収機
(午前10時、宮津市・栗田漁港)
 漂流油を除去する海上浮遊式の油回収機の試運転が16日朝、京都府宮津市内で行われた。沿岸への新たな漂着を防ぐ狙いで、京都府が石油連盟(東京都)から油回収機2台を借り受け、府立海洋センター(宮津市)と府港湾事務所(舞鶴市)に配備した。

 油回収機は、3個の浮きで浮かせたじょうご型の吸入口(縦50センチ、横60センチ)から水面の油を吸い上げ、ホースでドラム缶に集める。吸入口には回転式のカッターがあり、藻(も)などでつまるのを防いでいる。波が穏やかだと、1時間にドラム缶250本の回収能力があるという。

 この日は宮津市の栗田漁港岸壁で、府立海洋センターの職員らが業者から使用法の説明を聞き、クレーンで水面に下ろした。スイッチを入れると、音を立てて水を吸い上げた。

 回収機は、50センチ以上の波だと使用できないため、作業船に乗せて宮津湾内の重油漂着に備える。舞鶴市でもこの日午後、舞鶴西港第2ふ頭で回収機の試運転が行われた。


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