Kyoto Shimbun 1997.2.1

丹後・若狭沖 重油塊ほぼ回収

 タンカー「ナホトカ」からの重油流出事故で、第八管区海上保安本部(京都府舞鶴市)は31日、「隠岐島沖の湧出(ゆうしゅつ)点をのぞけば、丹後半島や若狭湾沖の主な油塊はほぼ回収した」と表明した。7日の福井県三国町への初漂着以来、連日、日本海一帯に大きな被害をもたらした重油漂着は、ひとまず収束の気配を見せている。

 八管本部によると、若狭湾東部の敦賀半島西側沖合をはじめ、この日に同湾内で確認された26カ所の漂流油のうち、10カ所で回収を完了した。丹後半島から若狭湾全域の沖合にかけて、広範囲に広がっていた漂流油の大半は、回収を終えたとしており、今後は、入江深く入り込んだ細かい油塊の処理に全力を挙げる。

 一方、「ナホトカ」の後部船体が沈んでいると見られる島根県・隠岐島沖合の海上からは、依然、重油がわき出し続けている。同本部は「これまで若狭湾に集中させていた船艇を湧出付近に移動させることを検討する」としている。



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