Kyoto Shimbun 1997.2.2

重油流出1カ月 若狭湾なお漂う


悪天候の下、海岸に打ち上げられた重油塊を
回収するボランティアら
(1日午前11時、京都府竹野郡丹後町尾和) 
 ロシアのタンカーが島根県・隠岐島沖で沈没して2日で1カ月。日本海沿岸では1日も第八管区(京都府舞鶴市)、第九管区(新潟市)両海上保安本部、沿岸自治体や週末を利用したボランティアなどによる海上、海岸での重油回収作業が続けられた。

 八管本部によると、1日も若狭湾東部の沿岸近くに塊や帯状の重油が漂い、福井県・敦賀半島などの海岸に漂着した。舞鶴市・冠島の北西2キロにも手のひら大の塊が漂流していた。強い北西の季節風でさらに沿岸に近づく恐れがあり、巡視船などで回収に努めた。

 島根県・隠岐島北東140キロの「ナホトカ」沈没推定位置近くでは、海底から少しずつ重油がわき出し、強風にあおられ南南東に長さ1.1キロ、最大幅200メートルにわたり筋状の油が漂流。巡視船8隻で防除を続けた。  この日、三国町沖に座礁した船首部二は、重油抜き取り作業員が入るための縦1メートル、横1.6メートルの穴が開けられたが、海中のうねりのため、その先の作業は中断した。


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