Kyoto Shimbun 1997.2.3

油 完封 平安ナインも 網野・琴引網
「何か手伝いたかった」先頭に立ち黙々と拾う



ボランティアで油塊回収に参加した平安高野球部員ら
(2日午後1時、竹野郡網野町の琴引浜) 
 沈没したタンカーから流れ出た重油回収のため、多くの人が京都府北部の丹後半島を訪れた2日、選抜高校野球大会出場を決めた平安高校野球部のナインたちもボランティアとして回収作業に参加。グローブをスコップに持ち替え、浜辺の油塊を丹念に拾い集めた。

 参加したのは、風邪などで体調を崩している3人を除いた全部員21人。京都総体推進委員会の高校生ボランティア団約420人の一員として、竹野郡網野町の琴引浜で作業に従事した。

 現地に来るまでは「全部取ってやろう」と意気込んでいた部員たちも、油塊の多さにあぜんとした様子。スポーツ刈りの頭に寒さがこたえるのか、タオルを巻き「練習よりもきついかも」と、黙々と手を動かしていた。

 主将の川口知哉君(17)は「何かお手伝いしたかったので参加できてうれしい。京都府代表として、甲子園で活躍して、地元の人たちに明るい話題を提供したい」と先頭に立って作業をしていた。


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