Kyoto Shimbun 1997.2.5

試験終わり京の学生ら 黙々と取り組む
"ブーム"去る前 今が大切な時



岩場での重油回収に取り組む大学生ら
(竹野郡丹後町・尾和海岸)


 大学の後期試験を終えて春休みに入った京都市内の大学生らが、タンカーから流れ出た油の漂着被害を受けている京都府北部の沿岸に、ボランティアとして入っている。丹後の海は4日、しけ模様だったが、寒風に吹かれながら黙々と油塊を回収していた。

 阪神大震災でのボランティア経験がある同志社大と立命館大の男女学生でつくる「アクションフォーラム」の50人が竹野郡の網野町、丹後町で回収作業に従事。

 4日は、網野町では対策本部内の「丹後ボランティアネット」で電話の問い合わせに答えたり、救援物資の仕分けをした。丹後町では、尾和海岸などの岩場で石の下に残っている油塊を竹ベラなどで取り除いた。

 尾和海岸で作業していたフォーラム代表の同志社大4年村井宗明さん(23)は、「ボランティアはブームが過ぎたら人が集まらない。今が大切な時なので、今後も多くの学生に呼びかけたい」と話していた。メンバーらは5日まで作業を行い、8、9の両日も現地入りする予定。

 このほか、琴引浜では、福岡県の久留米大の学生らが、先月29日から、ボランティア活動に取り組んでいる。

 丹後町の災害対策本部は、「頑張って作業をしてもらっているので大変助かる。でも無理しないで…」と話していた。


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