Kyoto Shimbun 1997.2.5

切実な声続々 府会委が現地懇談

 京都府議会農林商工常任委員会は4日、重油回収作業が続いている京都府竹野郡網野町を視察し、同町浅茂川の町漁協漁村センターで、油塊漂着被害に悩む北丹3町の漁協組合長や観光協会長ら6人と懇談した。

 委員10人はこの日、網野町三津、八丁浜で油汚染の状況を視察後、懇談会を開いた。漁協、観光協会長らは、「砂の中に交じった油塊を取り除いて美しい浜に戻したいが、人海戦術しか方法がなく大変」と切実な声をあげ、「足元の悪い岩場の作業は、困難。重機を出してもらえないか」、「日本海にも油回収船の配備を求める」と具体的に要望した。

 網野町観光協会の今西善右衛門会長は「先月10日から今月3日までに、町内94の旅館、民宿で、合計約6,000件のキャンセルが出ており、風評被害が大きい」と具体的なデータを並べ、重油被害の大きさを訴えた。

 これに対して委員らは「網野町でも回収作業に加わっていた男性が亡くなっており、長期化する作業に対して、人的資源を今後どうするのか考えなければならない」と答えていた。


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