Kyoto Shimbun 1997.2.6

油抜き取り準備が進む
タンカー船首


 タンカー「ナホトカ」からの重油流出事故で5日午後、日本海一帯は比較的天候が回復、回収作業が順調に進んだ。

 第八管区海上保安本部(京都府舞鶴市)によると、若狭湾東部の敦賀半島沖合などに油塊が点在していたものの、大半を回収。舞鶴市の調査では、同市小橋の砂浜に、ごみに混じって直径数センチ大のボール状の油がドラム缶半分程度漂着、地元の漁協が回収した。

 5日朝、長さが13キロに達した島根県・隠岐島沖の「ナホトカ」後部沈没推定地点付近の湧(ゆう)出油は、午後になっても依然13キロの帯状に広がっているのを、八管本部が確認した。

 船首部が座礁した福井県三国町では、荒波のため前日から約10メートル削られた仮設道路の延長作業が進み、再び岸から約150メートルまで道路が完成した。午後からは船首部に作業員9人が乗り移り、油抜き取りの準備作業が進められた。

 環境庁は、水鳥への影響について船舶を使った広範囲の調査を2月中にも実施することを決めた。


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