| 重油回収 さらに広がる支援 |
メンバーは50―60歳代を中心に農家の主婦14人。全員が53年8月15日に同町を中心に襲った南山城水害の被災者だった。この時、丹後半島からの応援も多くあり、メンバーらは「心強かったのを今でも覚えている」と言う。 そこで、本来なら春の観光シーズンに売るはずだった自慢の手作りみそを炊き出しに使ってもらえないかと、町社協と同町を通じて、府峰山地方振興局などに問い合わせたところ「ボランティアが多く来る土日に合わせて、ぜひ送ってほしい」との返事があり、約200キロ分(みそ汁1万食分)を送ることに決めた。 この日、メンバーらは同町多賀の村田代表宅に集まり、倉庫から出してきたみそを発送用のダンボール箱に詰め替える作業を行った。村田代表は「みなが高齢のため、現地での重油回収はできませんが、手作りのみそが少しでも役立ってもらえれば」と願っている。 救援物資は7日早朝、町社協と町職員3人が竹野郡丹後町役場に向けて出発し、直接手渡すことになっている。 |

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京都府舞鶴市野原地区の岩場や砂浜にロシアタンカーの重油が漂着し、野原漁協の組合員らが連日、回収作業を行っている。漂着現場は、陸伝いでは行くことができない絶壁下の浜なども多く、舞鶴市と京都府舞鶴地方振興局職員、舞鶴東、西署員や地元漁協員らが6日、このような「陸の孤島」に漁船で渡り、回収作業に励んだ。 同市野原の岩場や砂浜に重油が漂着して約2週間が経過した。組合員らは漁を中止して回収作業を行っているが、漁船でしか行くことができない浜や岩場は、荒天続きで船が出せず、回収は手つかずになっていた。 この日は、市から26人、振興局から10人、東、西両署から10人が重油回収に参加。同漁協の45人とともに漁船に分乗して、成生岬近くの浜や岩場で回収作業に取り組んだ。 重油は塊になって岩と砂の間に入り込んでいたり、魚網や藻に絡まった状態で漂着していた。重油がべっとりついた流木も多数あり、職員らは北風が吹きつけるなか素手やスコップで懸命に回収。約5時間でドラム缶60本分になった。 連日、回収作業を行っている同漁協の藤森健二組合長は「3月15日はワカメ漁の解禁日。回収作業が続くと、漁に専念できないため、今月中旬までに回収を終えたい」と話していた。 |
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タンカーの重油流出事故で、寒風の中、回収作業を続ける地域住民らに使ってほしいと、京都府久世郡久御山町の花輸入商社社長が6日、同町商工会を通じ、帽子付きのかっぱ上下セット4,280着(約200万円相当)を、中郡峰山町の府峰山地方振興局に向けて発送した。同振興局から竹野郡網野町など3町の災害対策本部に届けられる。 寄付したのは、同町市田、萩森健雄さん(49)で、花のほかに雑貨も輸入している。新聞などの報道を見て「同じ京都の人間が着のみ着のままの寒そうな姿で回収作業をしている。何か役に立ちたい」と、防寒着にもなる輸入品の在庫かっぱを寄付しようと思い立ったという。 かっぱは府峰山地方振興局から、竹野郡網野町、同郡丹後町、熊野郡久美浜町の災害対策本部に届けられ、地域住民やボランティアに配付される予定。同振興局は「油汚れの落ちないかっぱは使い捨てなので、まとまった枚数を寄付していただきありがたい」と話している。 |
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兵庫県西宮市の民間ボランティア組織「日本災害救援ボランティアネットワーク」(伊永勉理事長)が呼びかけ、募集したボランティア53人が6日、大阪の電鉄会社が無料提供したバスで、京都府竹野郡網野町の浜詰海岸を訪れた。冷たい雨の中、ボランティアたちは砂に埋もれた重油の塊の回収作業を行った。 同ネットワークは、タンカー船首部が座礁した福井県三国町などのボランティア組織に物資提供などの後方支援やボランティア派遣をしている。今回は、阪神電鉄がバス1台を1カ月間無償提供、地元要請もあり、午前7時半に神戸市・三宮駅を出発して丹後に初めて入った。今後は3月2日まで週5回、丹後半島や福井県に入る予定。 |