Kyoto Shimbun 1997.2.7

速やかな処理 船主に求める
9府県知事ファクスで


 日本海での重油流出事故で、京都、福井など9府県の知事は6日、事故を起こしたロシアのタンカー「ナホトカ」を所有するプリスコ・トラフィック社に対し連名で、流出重油の速やかな処理や誠意をもって被害の賠償にあたることなどを求める文書をファクスで送った。

 文書は、「漁業者や観光業者などは大変な損害を被っており、回収にあたっている住民は疲労の極限状態にある」としたうえで▽船首部分の撤去や沈没した船尾からの流出重油回収を速やかに行う▽事故に起因する一切の損害や経費を誠意をもって賠償、補償する▽事故原因を徹底究明する―などを要求している。

 荒巻禎一京都府知事はすでに先月29日、同社に対し、遺憾の意の表明と被害の完全賠償を求める抗議文をファクス送信。31日に同社から、陳謝の意を表す文書がファクスで届いている。


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