Kyoto Shimbun 1997.2.8

美しい渚取り戻せ 油汚染の鳴き砂 思い込め合唱
網野の少年少女合唱団 ボランティア激励



ボランティアに歌を贈る網野少年少女合唱団
の子供たち(竹野郡網野町・浅茂川区民会館)


 重油回収のボランティアの労をねぎらおう―と、京都府竹野郡網野町の少年少女合唱団「グリーンクワイヤ」(池部茂左衛門代表)の有志16人が7日夜、鳴き砂にちなんだ曲を同町の浅茂川区民会館で披露した。ボランティアらは歌声を聴きながら、美しい渚(なぎさ)を取り戻すことを誓っていた。

 同合唱団は、自らが育った海をきれいにしようと回収作業に参加する予定でいたが、インフルエンザが流行しているため見合わせた。「何かの形で協力したい」という気持ちから、同区民会館で寝泊まりして約50人が作業を続けるボランティアに、歌を披露した。

 急きょ決めたことから練習不足だったが、メンバーらは大きな声で、音楽家の中田喜直さんが同町の琴引浜をイメージして作った「私のくつはオルゴール」など3曲を披露。全国の鳴き砂をイメージした「砂がないている」(大倉義郎作詩、神津善行作曲)の「誰かこの砂 よごしたら 砂はなかない 人がなく」のフレーズに、ボランティアらは浜への思いを募らせていた。

 同合唱団のリーダーの松浦裕子さん(12)=網野南小6年=は、「皆さんに歌を聞いていただき、元気を出してもらいたい。美しい砂浜が帰ってくることを祈ります」と、呼びかけた。ボランティア代表は「心温まるお土産をありがとう」と話していた。


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