Kyoto Shimbun 1997.2.9

丹後半島漂着 きょう1カ月 回収2500トン
岩場除き進む ボランティアら のべ4万700人


 ロシアのタンカー沈没事故で、京都府・丹後半島の沿岸に重油の塊が大量漂着してから、9日で1カ月を迎える。8日は土曜日とあって、観光バスを仕立てて駆けつけたボランティアなどを含め約2,500人が、砂浜などの油塊回収に汗を流した。

 この日、海も久しぶりになぎ、丹後地方の冬としては珍しく穏やかな天候。午前10時半、竹野郡網野町の民間グループ「丹後ボランティアネット」(守山倫明代表)が企画したボランティアバス2台が初めて京都から現地入り。94人が同町八丁浜などで作業にあたった。

 参加者は、府南部や滋賀県からがほとんど。スコップとふるいを使って砂の中の小さな塊を取っていた。

 丹後町平海岸には、神戸市などの高校生ら約300人が回収作業に従事。土のうの整理などをしていた平地区の岡田十一区長(63)は、「今日から、ふるいを使って作業を始めた。明日は地元住民も作業を行う」と、長期戦の構えを見せていた。

 これまでに同半島沿岸4町で回収作業などに従事した人は、ボランティアも含めて延べ4万700人、回収した重油は2,500トン。回収の難しい岩場の一部を除いて、海岸に打ち寄せた表面の大きな塊はほとんど除去した。各町では今後、砂浜などに埋もれている小さい塊の回収に力を入れる。


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