Kyoto Shimbun 1997.2.10
京都府教委 冠島で重油漂着調査
オミズナギドリ 繁殖には影響なし
冠島で重油まみれのロープを確認する
専門家ら(9日午前)
タンカー重油流出事故で、京都府教委と舞鶴市教委は9日、オオミズナギドリの繁殖地として国の天然記念物指定されている舞鶴市・冠島に事故後初上陸、重油の漂着状況を調査した。2月下旬にも、東南アジアからオオミズナギドリの飛来が予想されることから、ヘリコプターによる上空調査(8日)に続いて行った。
府教委文化財保護課と市教委からの計5人と、研究者らでつくる「冠島調査研究会」の3人が、地元漁協の漁船で島南部の岩場に上陸。岩の上や石と石のすき間など6カ所に、直径5―10センチの油塊がわずかに付着しているのを確認した。重油が付着したロープなども漂着していたが、周辺の海面には油塊の漂流は認められなかった。
海岸線から20メートルほど内陸の営巣地も調査したが、そこまでは重油は来ていなかった。参加者らは「オオミズナギドリの繁殖には影響ない」としている。