Kyoto Shimbun 1997.1.24

重油回収 カナダの水産相 協力申し出
荒巻京都府知事を訪問

 京都府舞鶴市などの漁業関係者との交流を深めているカナダ東部のニューブランズウイック州連邦政府のベルナール・テリオ水産海洋大臣が23日、荒巻禎一京都府知事を訪問し、日本海でのタンカー重油流出事故処理への協力を申し出た。

 同州はズワイガニが特産で、丹後などカニ漁が盛んな地域との交流をさらに進めるため来日した。同大臣は「油汚染に関しては、沿岸部のわが州も同じリスクがある。手伝えることは何でもする」と述べた。また、舞鶴市などの市町村とも「定期的なつながりをもちたい」と、丹後地域とより緊密な関係を築きたい意向を示した。

 これに対して荒巻知事は重油被害について説明し、「ひしゃくで取り除く方法しかないが、カニへの心配はない」と、漁への影響はないことを強調した。

 同大臣は、24日に宮津市と網野町の被害現場を視察する。

 同州には昨年6月、府の漁業関係者らが、漁獲量管理制度を学ぶため訪問。11月の舞鶴カニフォーラムには同州政府関係者が参加するなど、交流が続いている。


前 TOP 目次 次