Kyoto Shimbun 1997.1.29

回収作業が難航 大しけ 若狭湾に再び油塊

 タンカー重油流出事故で、日本海沿岸は29日、発達しながら東へ進む低気圧の影響で風速20メートル近い大しけとなり、第八管区海上保安本部(京都府舞鶴市)などによる海上での回収作業は難航している。京都府の丹後半島沖などになお大小の漂流油塊があり、八管本部は福井、石川両県や若狭湾内に漂着する可能性があるとみて警戒を強めている。

 八管本部によると、29日午前も京都府・丹後半島周辺や若狭湾東部の海面に大小の油塊が浮いている。海岸近くにあった油が波にもまれるなどして、再び沖合に姿を現したとみて、この海域に前日までの2倍の27隻の巡視船・艇を投入し、回収作業をしているが、北西の強風で難航している。

 島根県・隠岐島北東の「ナホトカ」沈没推定地点近くの海面には、この日も長さ2.4キロ、幅150―200メートルの帯状に重油が漂っている。


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