Kyoto Shimbun 1997.1.29

タンカー船主に抗議のファクス 荒巻京都府知事

 日本海での重油流出事故で、荒巻禎一京都府知事は29日、沈没タンカーのロシアの船主「プリスコトラフィック社」に対し、遺憾の意の表明と原因究明、完全賠償を求める文書をファクス送信した。

 文書で荒巻知事は、同社からの遺憾メッセージが28日、福井県にのみ送付されたことを指摘するとともに、「京都府も大変な物的、人的被害を被っている」とし、「このことに十分留意し対処すべきだ」としている。

 また、荒巻知事は、同タンカーの母港ナホトカがある沿海州からの「わび状」が、京都、兵庫両府県府を除く日本海沿岸6県に送付されたことについて、在大阪ロシア総領事館に、事実関係の照会を求めていることも明らかにするとともに、ロシア側が沈没原因を「外部要因による不可抗力」としていることについても強い不快感を示した。


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