Kyoto Shimbun 1997.3.1

生まれ故郷の海守りたい 重油 気が気でない
網野町出身者らが支援金


 海岸に重油が漂着する被害のあった京都府網野町を支援しようと、京都市などに在住する同町出身のグループが2日、同町役場に見舞金として50数万円を手渡す。故郷の海を守ろうと会員らが募金を募り、「思った以上の金額が集まった。少しでも役に立てれば」と話している。

 京都など在住のグループ 町離れても「何か役に」

 グループは昭和20(1945)年に生まれた同町出身者でつくる「網野町20年生同窓会」。会員は仕事や結婚などで町を離れ、京都や大阪、滋賀などに住んでいる約20人。20数年前から2、3年に一度顔を合わせ、旧交を温めている。

 募金活動は、故郷の海の被害を知った会社員石浦末男さん(51)=上京区=が「地元では、自分たちより年輩の人がボランティアでがんばっている。都会に住む自分たちも、何かできることがあれば」と、思い立った。

 会員に文書で「だれでも泳いだ思いでのある丹後の海を守ろう」と募金を呼びかけた。募金は会員だけにとどまらず、他の年代の同町出身者や近所の人、知人らにも広がり、これまでに50数万円が集まったという。

 見舞金は、石浦さんが代表して2日に同町役場を訪れ、町長に手渡す。石浦さんは「今すぐに必要なものに使ってほしい。まだまだ地元は大変なだけに、もっと支援の輪が広がれば」と話している。


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