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ロシアタンカー「ナホトカ」の重油流出事故は発生から2日、2カ月が過ぎた。京都府北部の丹後半島西部の沿岸では、地元住民や多くのボランティアの努力で、白い砂浜の表面から「黒い塊」は姿を消したが、今も機械を導入しての砂の中の油の除去作業は続く。しかし、いつまで、どの程度まで回収するのか、各自治体はその判断を迫られており、久美浜町は9日、丹後町は16日までにほぼ油を回収、一応の区切りをつける方針を出した。 "白い砂浜"戻る 久美浜町9日、丹後町16日 作業に区切り
各町とも「5月の連休、海水浴シーズンまでにきれいにしたい。できる限り細かなものも回収する」として、ふるいを使って人海戦術で砂浜の油を回収。ふるいの網目を8ミリから4ミリに代えた所もあり、丹後3町では2日もボランティアらが回収にあたった。また、先月末からは、府峰山土木事務所が開発した油回収機も3町で稼働している。 鳴き砂で知られる網野町掛津の琴引浜では、掛津区民らが、水を入れた容器の中で、ふるいに入れた砂を洗い、細かい油塊を選別する細かい作業にも着手。波打ち際から内陸に向かい作業を進めている。 砂浜表面には重油はなくなったほか、いまのところ油の新たな漂着はないとみて、府は宮津湾口に設置したオイルフェンスを4日に撤去することを決めるなど、体制は縮小方向にあり、3町でもいつまで作業を続けるのか検討してきた。 「どの程度で安心なのか、自然の浄化力でどこまできれいになるのかわからない」としながらも、「いつまでもこれまでのような回収作業を続けるわけにはいかない」と、久美浜、丹後両町の災害対策本部は油回収のめどをそれぞれ9日、16日に設定、一応の区切りをつけることにした。ボランティアについては引き続き自発的に作業にあたってもらうという。 網野町は回収めどについては、油回収機の稼働状況もみて判断したいとしているが、2カ月を経て、丹後半島での回収作業はやっと詰めの段階を迎えている。 |