Kyoto Shimbun 1997.1.31

漁協や浜に連絡所 重油漂着で丹後3町
要員と物資を管理


評判も上々な網野町琴引浜の連絡所内
 長引く重油の漂着に対して、京都府熊野郡久美浜、竹野郡網野、丹後の3町は、漁協や浜辺に現地対策本部や連絡所を設置して、ボランティアの受付や、土のう袋や手袋など物資の配付、漂着状況の連絡を行っている。ボランティアの数の増加に伴う措置だが、道案内をするなど地元ならではのきめ細やかな対応に、回収に従事する参加者の評判も上々だ。

 丹後町は、重油が漂着した9日から、町内を下宇川、竹野、間人の3漁協の管轄圏に分けて、現地対策本部を設置した。町職員2人が、重油の回収量やボランティアの人数を役場の本部に報告し、天候や海の様子を見ながら翌日の人員配置を計画している。同本部の松井邦行さん(44)は「ボランティアの数が把握できるので、地区の人への連絡もスムーズにできる」と、現場に近いメリットを話す。

 久美浜町も、10日に、葛野と箱石の海岸に、ワゴン車を利用した受付場所を設置。また、網野町も24日から琴引浜や八丁浜など5カ所に連絡所を開設した。いずれも町職員や観光協会員らが詰め、ボランティアの受付や物資の支給を行っている。

 網野町琴引浜の連絡所で作業を行う「琴引浜の鳴り砂を守る会」の松尾庸介会長(62)は「現場に連絡所があるので、ボランティアの人数が分かりやすい」と話している。


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