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ロシアタンカー「ナホトカ」から流出した重油が、丹後半島沿岸に漂着して、9日で2カ月を迎えた。すっかり春めき、まだ砂浜に散在している小さな油塊が柔らかくなってきており、民間グループ「丹後ボランティア・ネット」=事務局・京都府網野町役場内=は、「温かくなって溶けだす前に、油を取りきろう」と、ボランティアを大募集している。8日も久美浜町に向けて、ボランティアバス3台(約150人)を送り込んだ。 3月初旬の北丹3町沿岸は、海から風はあるものの日差しは温かく、1、2月の凍るような寒さはない。砂浜の表面に大きな塊はないが、一部には数ミリから2センチほどの油塊が散在している。 現在、砂浜の油塊除去は、ふるいを使う方法が主。塊が溶けだすと、網の目が詰まったりするため、回収方法を再検討しなければならない。8日に久美浜町の箱石浜で回収に加わった京都ボランティア協会や京都市社協などのメンバーも、油塊を指でつぶしながら「中が軟らかくなっている」と危機感を強めていた。 久美浜町は「8、9日の両日の回収状況を基に、10日ごろに、ボランティアの受け付けをいつ終了するのか判断する」と話し、終了した後は、機械力と地元住民で対応するとしている。丹後町も16日を一応の区切りとして体制を縮小する方針を出している。 「それまでに人海戦術で出来るだけ回収しよう」と、丹後ボランティアネットは先月から土、日に運行しているJR京都駅からのボランティアバスを、8日から1台増やし3台にした。早川雅映事務局長は「油塊が固まって回収しやすい今こそ、多くの人手が必要」と訴えている。 |