Kyoto Shimbun 1997.3.11

海鳥 日本海へ リハビリ終え放つ
重油禍で保護した3羽



元気を回復して放される海鳥(舞鶴市野原)
 タンカー重油流出事故で油まみれになり、保護された海鳥のうち、元気になったウミウなど3羽が10日、京都府舞鶴市野原の砂浜から放され、ふるさとの海に向け勢いよく飛び立った。

 1月11日から2月5日にかけて、丹後半島各地で保護されたウミウ、ミツユビカモメ、ウミネコ各1羽。リハビリを受けてきた京都市動物園(京都市左京区)内の野生鳥獣救護センターから、この日昼過ぎ舞鶴市に到着。府舞鶴地方振興局の職員の手で、若狭湾に面した同市野原に運ばれた。

 砂浜では、府職員の手をつついて暴れるなど元気な様子で、波打ち際で羽づくろいをした後、ふるさとの日本海に向けて勢いよく飛び立った。府職員らは「十分な飛翔力がある。後はうまく群れに合流してくれれば」と、安心した様子で話していた。

 タンカー重油流出事故で府は、海鳥23羽を保護。うち、直後に死んだ4羽を除く19羽を同センターに運んだが、11羽が死亡した。残る8羽はリハビリを受け、うち3羽が自然復帰可能と判断された。負傷で自然復帰できない2羽を除くあとの3羽も、元気になり次第に返す予定。


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