同町葛野浜から竹野郡網野町柴古にかけた約2.7キロ間は、スナビキソウやハマベノギクなど、典型的な海岸砂丘植生が残されており、4年前に、自然公園法に基づき、車などの乗り入れが規制されている。特に、箱石浜のトウテイラン、ハイネズ群落は、京都の自然200選の一つになっている。 同町は、府が開発した油回収機「砂油離号」を稼働するほか、バケットの底の網がスライドして油塊を回収する重機をレンタルするなど、今後、本格的に回収機を砂浜に投入する方針。重機は砂を数10センチの深さまで掘るため、海浜植物を根こそぎにする恐れがあり、11日、自然公園指導員富川惇志さん(63)a同町河内aら専門家と、対策本部副本部長の西山茂雄教育長ら計10人が自生地を調査し、機械を投入しない場所などを検討した。 指針によると、海浜地を9ブロックに分け、重機などを投入するのは海水浴場や、海浜植物の生えていない、なぎさ周辺に限定。群生地の葛野浜の駐車場以東―鹿野岩の西100メートルと、鹿野岩以東100メートル―西岩以西200メートルで「海浜植物の保護区域の設定を行い、機械投入は行わない」としている。出来るだけ人も入らず、自然浄化に委ねる。 保護区域は、ロープを張り、踏み荒らさないように、注意を呼びかける看板も立てる。 |