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京都市交通局がIC定期券導入 乗降データ活用へ 

京都市交通局が4月から導入するICOCA定期券の見本。実物は中央の赤い線がない
京都市交通局が4月から導入するICOCA定期券の見本。実物は中央の赤い線がない

 京都市交通局は4月1日から、JR西日本のIC乗車券「ICOCA(イコカ)」などに、市バスや地下鉄の定期券情報を搭載して発売し、利用を始める。乗客は改札や乗り越し精算がスムーズになる。交通局は乗降データを集積してダイヤ充実に生かす方針だ。

 市交通局はIC乗車券を地下鉄で2007年度、市バスで14年度に導入する一方、定期券は磁気カードや紙で発行してきた。IC定期券の導入により地下鉄改札機で投入口を通さず、カード読み取り部に触れるだけで済み、通勤・通学時間帯の混雑を緩和できる。イコカは現金をチャージ(入金)しておけば切符の購入が不要のため、乗り越し時も精算が自動で行われる。

 現在の市バス定期券は「市内中心フリー」などのエリア指定で、降車時に運転手へ定期券を見せる方式のため、乗降データが解析できていない。ICになれば読み取り部へのタッチで正確なデータを集められ、詳しく解析することで増客策に活用できるという。

 イコカを既に持っている人は、定期券発売所で定期券情報を搭載できる。持っていない人は新規発行にデポジット(カード預り金)500円が必要。交通局は4月以降も要望があれば磁気カードや紙の定期券も発行するが、「IC定期券は紛失時も再発行できる」と利点をアピールする。

 関西の私鉄などが導入しているIC乗車券「PiTaPa(ピタパ)」でも、同様のサービスを4月に始める。専用サイトでよく利用する地下鉄の区間や市バスのエリアを事前登録しておくと、登録した区間やエリアを1カ月間に何回利用しても請求額が通勤定期運賃を超えない。ピタパは利用額が金融機関の口座から引き落とされる後払い式で審査が必要なため、利用者に未成年が含まれる通学定期運賃は登録できない。

 市交通局は定期券発行分のうち地下鉄で95%、市バスで80%がIC化されると見込む。総事業費は16億2千万円。

【 2017年03月30日 22時30分 】

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