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「おもいやり駐車場」不適正利用52% 京都府、周知強化へ

高齢者や障害者らを対象にした「おもいやり駐車場」。協力施設の増加と制度の周知が課題となっている(京都市上京区・府庁)
高齢者や障害者らを対象にした「おもいやり駐車場」。協力施設の増加と制度の周知が課題となっている(京都市上京区・府庁)

 高齢者や障害者らの専用駐車スペース「京都おもいやり駐車場」を設けている施設の半数以上が、対象外の人に使われる「不適正利用」が減っていないと感じていることが、京都府のアンケートで分かった。制度導入から5年以上が過ぎたが、趣旨が府民に浸透しているとは言い難く、府は「広報を強化したい」としている。

 制度は障害者用駐車スペースの利用マナーの向上を目的に、府が2011年創設した。府は要介護1~5の高齢者や妊産婦、けが人らに保健所など10カ所で利用証を発行し、おもいやり駐車場に止める場合、利用証の掲示を求めている。また、協力施設には駐車場にステッカーを貼るなどして、対象者以外は駐車させないよう呼び掛けている。

 昨年9~10月に協力施設1256カ所(557カ所が回答)を対象にアンケートしたところ、登録前と比べた不適正利用数について「変わらない」との回答が52%を占め、「減った」は15%。「分からない」は33%だった。

 一方、利用証を交付された高齢者や障害者のうち700人へのアンケート(408人が回答)では、制度導入後に「車を止めやすくなった」と回答した人が65%に達したが、「ほとんど止められない」「混雑時以外でも止められない」と感じている人も合わせて47%に上った。

 利用証の発行数は今年2月現在で1万1326件だが、協力施設数はスーパーや公共施設を中心に1311カ所と少ない。京都府福祉・援護課は「おもいやり駐車場を増やすとともに、制度の周知徹底を図りたい」としている。

【 2017年04月09日 22時00分 】

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