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阿闍梨餅、水曜は販売休止に 原料不作「味守る」

「満月」本店の店頭に掲げられた減産を知らせる看板(京都市左京区)
「満月」本店の店頭に掲げられた減産を知らせる看板(京都市左京区)

 京都みやげの各種人気ランキングで常に上位に入る人気の和菓子「阿闍梨(あじゃり)餅」が、今月半ばから減産されることになった。原材料となる丹波大納言小豆の不作が原因で、製造元の「満月」(京都市左京区)は、小豆の収穫が始まる今年秋まで週1度のペースで製造ラインを休止する。大正時代の販売開始以来初めての減産で、販売量は2割程度少なくなる。

 阿闍梨餅は、比叡山で修行する僧侶の網代笠(がさ)をかたどったもので、しっとりした皮と粒あんの組み合わせが人気。1個108円という値頃感もあって、市内に3店舗ある直営店のほか、市内の百貨店や土産物店など18店舗を中心に1日数万個を売り上げている。

 しかし、ここ数年は天候不順で、原材料の京都府産や兵庫県産の丹波大納言小豆が不作傾向にあったという。それでも問屋を通じて必要量を確保してきたが、先月半ばに今シーズンの年間使用量の確保が難しいことが判明。社内で検討した結果、4月19日から10月末まで水曜は製造ラインを停止する(繁忙期の4日間を除く)ことに決めた。即日販売のため、水曜は百貨店での販売や地方発送も含めすべて休止する。

 同社の中嶋哲夫常務は「コクがあるのが丹波大納言の特徴で、北海道産を使うとあんの味が変わってしまう。他産地のものを使うよりは思いきって休止日を設けることにした」と話す。

【 2017年04月13日 08時50分 】

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