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カミツキガメ公開、生態系考える 京都・花園教会水族館

特定外来生物のカミツキガメと篠澤さん(京都市右京区太秦・花園教会水族館)
特定外来生物のカミツキガメと篠澤さん(京都市右京区太秦・花園教会水族館)

 京都市右京区太秦の花園教会水族館で、特定外来生物に指定されているカミツキガメが公開されている。花園キリスト教会牧師の篠澤俊一郎さん(37)は、展示を通して訪れた人々に生態系を守る大切さや命の尊さを伝えている。

 水槽展示を始めたのは2014年で、クラウドファンディングや募金活動を経て昨年10月、現在の場所にリニューアルオープンした。南米・アマゾン川やアフリカ・コンゴ川などを原産とする珍しい淡水魚を中心に、180種類・800匹以上の生物を飼育、展示している。

 カミツキガメは、北中米原産で、発達した水かきや長い爪が特徴。動きが俊敏で雑食のため繁殖力が高い。

 展示を始めたきっかけは、信徒男性から譲渡の相談を受けたことだった。男性は約20年前に縁日で買って、特定外来生物に指定されたと知らずにペットとして飼育し続けていたが、自身の高齢化で世話ができなくなり、環境省に問い合わせると殺処分を求められた。特定外来生物は、研究、展示目的以外の飼育は法律で禁じられており、男性から相談を受けた篠澤さんは水族館で飼育、展示することの重要性を書類にまとめ提出し、許可されたという。

 子どもだけでなく大人も一緒に命を考える機会になればと篠澤さんは考えている。「最初はかわいいというだけで飼い始めた生き物が、大きくなるとどうなるのか、生態系をどう変えていくのかを考えながら命を扱ってほしい」と話した。

【 2017年05月23日 09時51分 】

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