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京都舞台、短編連作映画を製作 太秦の時代劇関係者

映画「なまくら」の撮影をするスタッフと地域住民(7月、京都府綾部市黒谷町)
映画「なまくら」の撮影をするスタッフと地域住民(7月、京都府綾部市黒谷町)

 時代劇映画関係者らでつくる「右京太秦芸能人会」(京都市右京区)が京都府内を舞台に短編連作映画の製作を進めている。予算は限られるため、スタッフは手弁当で、地元住民を役者に起用するが、将来的には劇場公開も目指す。現在2作目を製作中で、7月には京都府綾部市黒谷町で撮影を行った。

 映画「なまくら」は七つの短編で、吉橋通夫さんの同名の小説が原作だ。江戸後期から明治に変わる激動の京都を舞台に少年7人の青春を描いている。

 時代劇映画の技術継承と人材育成を目指し、同会が児童文学映画の製作を企画。吉橋さんも趣旨に賛同し、原作の無償使用を快諾した。

 府などの支援を受け、1編約30分の作品を3、4年をかけて撮影する計画で、全7編の完成後は劇場用として上映を目指す。京都市の木屋町通四条付近などが原作に登場するが、既に近代化された場所は舞台を変えてロケをしている。1作目は亀岡の保津川下りを舞台に映像化し、実際の船頭に登場してもらった。

 6月中旬から撮影を進めている2作目は、和紙の里、綾部市黒谷町が舞台。黒谷和紙協同組合の山城睦子専務理事(50)が主人公の母親役を演じ、紙すきの様子も撮った。スタッフらは紙をすく体験を行って撮影に臨み、山城専務理事は「何度も撮り直しがあり大変だったが、大勢の人に黒谷和紙の姿を知ってもらう機会ができたのはありがたい」と話す。今秋には完成し、同町などで上映会を行う予定だ。

 来年製作予定の3作目は京丹後市や伏見区などで撮影するという。企画した映画監督中野広之さん(50)は「子供が安心して見られる映画を作りたい。京都にある美しい景色を舞台に、地元としっかりした関係を構築しながら製作したい」と話す。

【 2017年08月27日 17時00分 】

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