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京都・新京極に「変なおじさん」 観光客にギャグ連発

独特のスタイルで通行人に一発ギャグを披露する岡田さん(京都市中京区新京極通三条下ル)
独特のスタイルで通行人に一発ギャグを披露する岡田さん(京都市中京区新京極通三条下ル)

 京都随一の繁華街、新京極に最近、「変なおじさん」が出没している-。コミカルな化粧を施し、路上で次々と一発ギャグを繰り出す男性に、奇異の目を向ける買い物客もあれば、喜んで写真を撮る観光客も。実はご本人、至ってまじめにこの役を演じているのだ。

 京都市中京区新京極通三条下ルのつえ専門店「つえ屋・新京極店」で販売を担当する岡田覚さん(65)。今年4月中旬から、自分の顔に太い眉と赤いほっぺの化粧で変装した「変なおじさん」スタイルで、店頭に立っている。

 岡田さんは高校卒業後、京都の大手下着メーカーに就職し、主にセールスマンとして36年間働いた。54歳で早期退職後、フィリピンで数年間暮らすなどしてきたが、心身の健康を維持するために社会復帰が必要と考え、2年前につえ屋に就職した。

 変装は、新京極を行き交う大勢の外国人観光客に笑いを届け、ひとときでも旅の楽しい思い出を作ってあげられたらとの考えで生まれた。店では普段、作務衣(さむえ)姿で勤務し、主に午後から顔に化粧を施して接客業務をこなす。

 時間があれば店先に出て、持ちネタの一発ギャグを道行く人に披露する。「今日も1日爽やかスカッとジャパン、イェーイ!」「ジョ、ジョ、ジョー、私がピンクのジョーです」「ポッキン、イカ」…。それぞれのギャグに深い意味はないが、笑顔でまじめに繰り出す芸風に、「観光客や通行人から一緒に記念撮影を頼まれることが多く、これまでに2千枚以上撮った」という。

 全国で11店舗を構えるつえ屋の坂野寛社長(58)は「初めはびっくりしたが、顔の割にまじめにやっている。皆さんに喜んでもらえたらいい」と評価。岡田さんは「ここに来たらいつでも楽しいおじさんがいると、新京極の名物として定着すれば」と話している。

【 2017年08月29日 14時20分 】

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