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棚田の景観復活へ土壌づくり 京都・宮津

休耕田の棚田に植えたヒマワリ。大輪を咲かせ、見ごろを迎えている
休耕田の棚田に植えたヒマワリ。大輪を咲かせ、見ごろを迎えている

 京都府宮津市上世屋地区で、休耕田の棚田に25年ぶりに作物を植え土壌を復活させる取り組みが進んでいる。地元の高校生や市民有志が土を掘り起こしてジャガイモやヒマワリを栽培し、新しい命を吹き込んでいる。

 同地区は美しい棚田が広がる景観で知られるが、集落の北側には、人の手が入らず荒廃した休耕田もある。

 世屋高原でエコツアーガイドを続ける安田潤さん(68)が、かつての里山の風景をよみがえらせようと、里山学習で上世屋を訪れる宮津高フィールド探究部や、地産地消などに取り組むグループの大槻喜宏さん(44)=与謝野町弓木=らに声を掛け、休耕田を開墾して作物を育てることにした。

 今春、集まった生徒や家族連れなどが生い茂った雑草を手作業で刈ったり小型耕運機で土を耕したりして土壌を整備。ジャガイモを植え、7月に収穫した後、菓子職人の大槻さんが講師となり、掘ったばかりのジャガイモを使ったスイーツ教室を開いた。

 また、「福島ひまわり里親プロジェクト」で送られてきたヒマワリの種も植え、現在、里山の風景をバックに大輪が見ごろを迎えている。

 同高1年の本井詩乃さん(16)は「最初は耕すのが難しく、根が深い雑草は抜くのが大変だったけど、自分たちで収穫して達成感があった」と振り返る。大槻さんは「豊かな自然に囲まれた上世屋は生きた勉強の場。休耕田を再利用する活動を少しずつ広げていきたい」と話している。

【 2017年09月03日 11時25分 】

ニュース写真

  • 休耕田の棚田に植えたヒマワリ。大輪を咲かせ、見ごろを迎えている
  • 荒れ果てていた棚田を整備し、ジャガイモを植える生徒たち(4月、宮津市上世屋)
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