出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

噴水やカフェ、パリ風情楽しんで 京都、特養職員が手作り

カフェのテーブルやおしゃれな屋台など、職員たちが手作りでパリの広場を演出した敬老会の会場(京都市南区・ビハーラ十条)
カフェのテーブルやおしゃれな屋台など、職員たちが手作りでパリの広場を演出した敬老会の会場(京都市南区・ビハーラ十条)

 お年寄りに異国の風情を楽しんでもらおうと、京都市南区の特別養護老人ホーム「ビハーラ十条」の職員たちが、施設内の一室を「パリの広場」に模様替えした。16日に開催する敬老会に向けて、屋台や噴水などの演出道具を一つ一つ手作りで仕上げた。

 ビハーラ十条の利用者向けに、毎年実施している敬老会の催しの一つとして、同施設の職員でつくるグループ「H2O」の5人が発案した。

 広場は、利用者がおとぎ話の世界に迷い込んだ気分になるように、入り口に黒く塗った段ボールを積み上げて洞窟の壁を演出。薄暗い通路を通り過ぎると、噴水を中心にカフェのテーブルや、バザールの屋台が並ぶおしゃれな空間に仕立て上げた。

 H2Oは、2008年に入職した同期の会。年齢は30代から60代まで幅広いが、仕事の後に毎日集まり、演出道具の材料に使う紙粘土を古紙から練ったり、屋台に並べる小物を縫製するなど、約1カ月かけて準備を進めてきた。

 当日は、花屋や菓子店、ゲーム店など7店が並ぶ広場に、花の都を感じさせるBGMを流して雰囲気を盛り上げ、お年寄りらが軽食や買い物を楽しむ。凱旋門(がいせんもん)の絵をバックにした記念撮影や、職員が扮(ふん)するピエロとの交流なども計画している。

 職員の秋山昭子さん(64)は「H2Oの5人は誰もフランスに行ったことがないが、憧れのパリを想像しながら、学生時代の文化祭の時のような感覚で、毎日楽しく準備をしてきた。1日だけの催しだが、利用者の皆さんの心に思い出として残れば」と話している。

【 2017年09月16日 15時00分 】

ニュース写真

  • カフェのテーブルやおしゃれな屋台など、職員たちが手作りでパリの広場を演出した敬老会の会場(京都市南区・ビハーラ十条)
京都新聞デジタル版のご案内

    地域のニュース

      政治・社会

      電話相談「無言」が1割 「いたずらだけではない」

      20180421000017

       子どもや保護者、青年らの悩みを聞く滋賀県の電話相談窓口「こころんだいやる」で、無言電話..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      京大アメフット部社団法人、産業ガス大手と契約

      20180420000192

       京大アメリカンフットボール部の一般社団法人「京都大学アメリカンフットボールクラブ」は2..... [ 記事へ ]

      経済

      NY株続落、201ドル安
      アップルが下げ主導

      20180421000005

       【ニューヨーク共同】20日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続落し、前..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      所有者変遷、伝わる茶道具愛 京都、歴代付属品と展示

      20180420000080

       茶道具は所有者が変遷することが多い。長い間に歴代の所有者が箱や仕覆(しふく)を新調し、..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      国際日本研究、11機関が連携 日文研がデータ提供も

      20180418000118

       「国際日本研究」に関わる全国の大学や研究所など11機関による連携組織「国際日本研究コン..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      海底の岩塊「短期間で化石化」
      頑丈なトンネルに応用も

      20180420000170

       海底に沈んだ生物の死骸を覆って化石化させる球状の岩の塊が、従来考えられていたよりもはる..... [ 記事へ ]