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芸大移転、崇仁地区の文化力示す 京都で記念特別展

初公開される江戸期の土地所有者を示した絵図(京都市下京区・柳原銀行記念資料館)
初公開される江戸期の土地所有者を示した絵図(京都市下京区・柳原銀行記念資料館)

 今年11月に開館20周年を迎える京都市下京区の柳原銀行記念資料館で、記念特別展「我ら、山水(せんずい)河原者の末裔(まつえい)なり~芸大移転に寄せて」が開かれている。地元・西光寺で発見された江戸時代の崇仁地域の絵図(レプリカ)が初公開されるほか、二条城の作庭に関わったと見られる実力者のルーツの地であることなどに触れ、芸能との関わりを紹介している。

 資料館は1997年11月に開館した。市立芸大が移転することから、作庭の技術を持っていた「山水河原者」の地で、勧進大相撲や勧進能などとも関わりがあった崇仁地区が、芸術や文化あふれるまちになればと企画。約40点を展示する。

 初公開の絵図は縦1・5メートル、横1・4メートル。2000年に本願寺史料研究所による調査で西光寺に所蔵されているのを同資料館が知り、同寺の協力を得て今年5月から再調査していた。絵図は地域の土地所有者を示す地籍図で、全住民に屋号があり財力のある住民が多かったという。明治期に地域の最有力者だった桜田儀兵衛の祖先の名前も記され、江戸期から有力者だったことも明らかになった。

 また地域北部にあった六条村の年寄やその子孫が記録した「諸式留帳」も展示。山水河原者の実力者・下村庄助が二条城の掃除のため京都や大阪、滋賀から動員できるほどの力があり、下村氏を祖先だと位置づけた記述がある。

 ほかに地域の祭復興を目指し1998年に完成した「崇仁船鉾」のパネルや崇仁北部の模型、市立芸大の整備基本計画案も並ぶ。

 山内政夫事務局長は「鮮明に分かる絵図が地元から見つかるのは初めてで貴重。芸大移転も縁を感じており、関わりを深めていきたい」としている。10月29日まで。月、火曜、祝日休館。

【 2017年09月18日 22時10分 】

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