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障害者施設、特産の竹で箸作り 京都、観光協会と組みPR

製作中の竹のお箸を手に取り、出来栄えを確認する施設利用者(長岡京市開田1丁目・バスハウス)
製作中の竹のお箸を手に取り、出来栄えを確認する施設利用者(長岡京市開田1丁目・バスハウス)

 京都府長岡京市開田1丁目の障害者就労支援施設「バスハウス」が、特産の竹を使った箸作りに力を注いでいる。同市の竹工芸品製造会社「高野竹工」が粗削りの原形を提供し、施設利用者が手作業で磨き上げている。市観光協会も協力し、3日まで光明寺(同市粟生)の特設ブースで販売中。三者のタッグで新たな土産品としてPRを強めている。

 バスハウスでは、竹を使ったおもちゃや靴べらなどの製作に取り組んできたが、箸には肉厚な素材が必要で入手が困難な上、裁断から加工まで微細な作業が求められ、大量生産はできなかった。

 昨秋、観光商品作りを通じた地域貢献を目指して同社が連携を打診。油抜きなどの加工を施した上で削り出した原形を安価で提供し始めた。さらに、施設利用者が作業する際の補助具を共同で製作。施設側での工程をかんながけや研磨紙での微修正に絞り込み、仕上がりの精度を高められるようになった。同社の西田隼人・営業二課長(41)は「誰もが製作できる仕組みを心がけた。いろいろな場面に広めたい」と語る。

 今年7月に商品化、市制45周年の式典で記念品に採用された。11月中旬からは、市観光協会が紅葉の名所・光明寺に特設したブースに出品。バスハウスでは、今後も箸作り体験のワークショップなどを通じて商品をPRし、注文に応じて生産していくという。

 生田一朗所長は「観光振興に利用者が貢献し、伝統産業の継承にも役立てる。活躍の場を広げて地域とつながって行けたら」と見据える。作業を担当する利用者の野々村明夫さん(49)=向日市森本町=は「高品質で売れる物を作っていると思うと自信につながる。これからも技術を高めたい」と話す。

 問い合わせはバスハウス(748)9182。

【 2017年12月01日 10時43分 】

ニュース写真

  • 製作中の竹のお箸を手に取り、出来栄えを確認する施設利用者(長岡京市開田1丁目・バスハウス)
  • 光明寺の特設ブースで販売中の竹のお箸(長岡京市粟生)
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