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かやぶき屋根崩落、修理費工面に悩む 京都の元伊勢外宮

かやぶき屋根が崩落し、ビニールシートで応急処置が施された本殿(京都府福知山市大江町天田内・元伊勢外宮豊受大神社)
かやぶき屋根が崩落し、ビニールシートで応急処置が施された本殿(京都府福知山市大江町天田内・元伊勢外宮豊受大神社)

 4月中旬の風雨で本殿のかやぶき屋根の一部が崩落した元伊勢外宮豊受大神社(京都府福知山市大江町天田内)が、修理費用の工面に頭を悩ませている。屋根の老朽化が進み、崩落がさらに拡大する恐れもあるが、全面改修の資金を賄うのは困難で「当面は部分的なふき替えで対応するしかない」という。

 かやぶき屋根の崩落は4月15日朝に見つかった。腐食した屋根が雨水を吸いこみ、重みに耐えられず崩落したとみられる。屋根全体の約半分で地肌がむき出しになり、現在はシートで覆って急場をしのいでいる。

 同神社によると、屋根は前回のふき替えから約20年が経過し、老朽化が進んでいる。全面のふき替えが必要だが、費用は600万円以上かかるという。

 神社では、本殿の修理を見込んで4年前から境内に看板を建て、寄付金を広く募ってきた。しかし、これまでに集まった寄付は約250万円。6月中旬にも屋根のふき替えを予定しているが、資金不足のため崩落部分しか修理できないという。

 歴史的建造物保全のための行政による補助金制度もあるが、文化財指定や江戸時代以前の建築であることなどが条件で、1874(明治7)年に建てられた同神社の本殿は対象外。河田光稔宮司(42)は「京都市内では訪日外国人客が増えているが、地方の神社は疲弊しきっている。休日でも参拝客が50人程度で、あちこちで老朽化が目立つ社殿を維持していくためには、今後も寄付金に頼っていくしかない」と頭を抱える。

【 2018年05月11日 17時20分 】

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