Kyoto Shimbun 2002.06.14 News
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 会心ヘッドで勝利を確実に
 中田英ピッチで光る

 後半30分、青いユニホームの背番号7が空中に舞い上がり、体を折り曲げる。市川の右クロスを頭で地面にたたきつけるようなヘディングシュートのお手本で2−0。日本の1次リーグ突破は、この時点で決まった。「W杯でも点を取りたい」と公言していた中田英が、値千金の追加点でその言葉を実現した。

 「1−0の状況ではまだ相手に(追い付く)チャンスはあった。2点目は試合を締めるという意味で大事。そっちの方が、個人で点を取ったことよりもうれしかった」。平然と話したあたりがこの男らしい。

 「孤高」の選手も25歳。年輪を重ね、リーダー役の期待にもしっかりと応えている。ピッチの外でも仲間の輪に入り、ベルギー戦の前日練習終了後には、景気づけに音頭を取って「凱旋(がいせん)行進曲」を合唱した。

 そんな自覚はもちろん、ピッチの上での動きも光る。この日も右足首の負傷をものともせず、サイドに回ってクロスを上げ、身ぶり手ぶりで指示を出しながら、2列目から飛び出した。

 今の日本代表は、ヒデのチーム。あらためてその事実を証明したこの日、試合終了の笛とともに大歓声を一身に浴びると、軽く手を振ってロッカーに戻った。

写真=後半、中田英(7)が頭から飛び込み2点目のゴール決める=長居陸上競技場


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